大学の履修とは?修得との違い・留年を防ぐ時間割の組み方徹底解説

大学の履修とは?修得との違い・留年を防ぐ時間割の組み方徹底解説の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

大学教育において頻出する用語でありながら、新入生が最も混同しやすいのが「履修(りしゅう)」「履修登録(りしゅうとうろく)」「修得(しゅうとく)」の三段構造です。この語義の境界線を曖昧にしたまま学期をスタートさせることが、あらゆる学修トラブルの温床となっています。

まず履修とは、大学が提供する教育課程の中から、自らの専攻や興味関心、卒業設計に合わせて科目を選び、一定期間その講義や演習に通って学ぶ行為そのものを指します。高校の「受講」に近い概念ですが、通学の権利を法的に確定させる前段階の手続きが履修登録です。大学の学務ポータルサイト等を通じて「私は今学期、この授業を受けます」と大学側に正式申請しなければ、たとえ教室の一番前の席に15回座り続けたとしても、大学側からは「出席していない幽霊学生」として処理されます。

そして、最も決定的な違いを孕むのが履修と修得の違いです。履修登録を済ませて授業に出席した段階では、まだ単位は手に入っていません。学期末の定期試験、期末レポート、平常点などの総合評価において、各大学が定める合格基準(一般的には100点満点中60点以上、あるいは「秀・優・良・可」の「可」以上)をクリアして初めて、大学から単位が授与されます。この状態を「単位を修得した」と呼びます。

つまり、「履修したけれど単位を修得できなかった(=単位を落とした)」という事態が日常的に起こり得るのが大学の構造です。履修はあくまで学びのスタートラインへの参加表明であり、ゴールの証である修得とは峻別して捉えなければなりません。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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