なぜ錦鯉は勝てた?M-1グランプリ2021審査員票が割れた真相と涙の舞台裏

なぜ錦鯉は勝てた?M-1グランプリ2021審査員票が割れた真相と涙の舞台裏について見逃せない 理由を分かりやすく解説いたします。

2021年大会の最大の悲劇であり、審査の深奥を示したのがオズワルドの失速です。1stラウンドで披露した「友達(割り込み)」は、伊藤俊介の独特なハイトーンなツッコミと畠中悠のサイコパス気味な静けさが見事なコントラストを描き、審査員全員が93点以上、最高96点(巨人・志らく・礼二)をつける圧巻の665点を記録しました。

大会ディレクターや構成作家らの分析によると、オズワルドが最終決戦で選んだ「割り込みドライブ」は、1stラウンドのトーンと類似しており、会場の爆発力という観点で「既視感」を打破できませんでした。1stラウンドで極限まで高まった観客と審査員のハードルを、静かな導入から入るしゃべくりで越えることは至難の業でした。

直前に出番を終えたインディアンスがハイテンポな陽のエネルギーを撒き散らし、錦鯉が荒唐無稽な暴力的な笑いでスタジオの空気を沸点に導いた後だったことも影響しました。静と動、知性と本能がぶつかり合った結果、審査員票は錦鯉へと傾斜。オール巨人のみが「漫才としての技術と掛け合いの緻密さ」を頑なに評価してオズワルドへ1票を投じましたが、時代のうねりを止めるには至りませんでした。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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