玉ねぎのあとに植える野菜は何が正解?後作Ng作物と土作りの秘訣
玉ねぎのあとに植える野菜は何が正解?後作Ng作物と土作りの秘訣の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
玉ねぎの後作を大成功へと導くための、現場直伝となる玉ねぎ収穫後の土作り手順を解説します。収穫が終わった直後からの数日間のアプローチが、次期作物の命運を決定づけます。
第1ステップは「残渣(ざんさ)の完全撤去」です。玉ねぎの根や外皮のクズを畑に残したまま耕運すると、土中で未熟有機物として異常発酵を起こし、病原菌であるフザリウム菌の温床となります。畑の表面に見える植物残渣は熊手などで徹底的に掻き出してください。
第2ステップは「土壌酸度の測定と調整」です。玉ねぎは弱酸性から中性(pH 6.5前後)を好むため、栽培前に入念に石灰が施されているケースが大半です。一般的な夏野菜もpH 6.0〜6.5を好むため、収穫直後に盲目的に消石灰や苦土石灰を撒く必要はありません。むしろ過剰な石灰投入はアルカリ性過多を招き、鉄やマンガンなどの微量要素欠乏症を引き起こします。酸度計で測定し、pHが6.0を下回っている場合のみ、有機石灰(カキ殻石灰など)を1平方メートルあたり50g程度の穏やかな量で補正するのがプロの技です。
第3ステップは玉ねぎ収穫後元肥のやり方です。ここでの合言葉は「足し算ではなく引き算」です。通常、家庭菜園の土作りでは1平方メートルあたり牛糞堆肥2〜3kg、化成肥料(8-8-8)100g程度を投入するのが標準的ですが、玉ねぎの跡地ではこれを半分以下、場合によっては完全にゼロにします。後作がオクラや枝豆であれば、元肥は一切施さず、完熟の腐葉土を少量混ぜ込んで団粒構造を回復させるだけで十分です。肥料は「作物の葉色を見ながら追肥でコントロールする」という意識の切り替えが、失敗を防ぐ最大の分岐点となります。