大阪府警本部長の階級が警視監止まりの真相|警視総監との格差と出世街道

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大阪府警本部長にまつわる言説の中には、警察組織の仕組みを誤認した思い込みが少なくありません。ここでは、特によく見られる3つの盲点を是正します。

誤解1:大阪府警のトップも昔は警視総監だった?
戦後の旧警察法時代、自治体警察として「大阪市警察」が存在した時期(1948〜1954年)に、大阪市警視総監という職名が置かれていた歴史的事実はあります。しかし、現行の警察法(1954年制定)になって以降、都道府県警察として再編されてからは、一貫して大阪府警のトップは「大阪府警察本部長(階級:警視監)」であり、制度上警視総監が置かれたことは一度もありません。

誤解2:大阪府知事に本部長の任免権がある?
大阪府警本部長は、大阪府知事の部下ではありません。都道府県警察の職員でありながら、警視正以上の階級にある警察官はすべて「地方警務官」と呼ばれる国家公務員です。そのため、大阪府警本部長の任命権は国家公安委員会にあり、大阪府公安委員会の同意を得て行われます。府知事に直接の任免権はなく、給与も国費から支出されています。

誤解3:ノンキャリアでも実力があれば大阪府警本部長になれる?
現実問題として、ノンキャリア(都道府県採用の地方公務員)が大阪府警本部長に就任することは0%と言わざるを得ません。小規模な県警であれば、ノンキャリア叩き上げの警視長が警察本部長に抜擢される例(いわゆる「地元本部長」)が極めて稀に存在しますが、指定職5号俸が割り当てられる大阪府警本部長は、国家公務員総合職のエリートキャリア官僚の指定席です。組織の力学上、キャリア以外の着任は不可能です。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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