目の周りの蕁麻疹やまぶたの腫れ!原因・クインケ浮腫と受診目安の全貌
目の周りの蕁麻疹やまぶたの腫れ!原因・クインケ浮腫と受診目安の全貌の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。
目の周りに突然生じる膨らみや赤みの背景には、毛細血管の透過性亢進があります。何らかの引き金によって肥満細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されると、血管から血漿成分が漏れ出し、皮膚が局所的に隆起します。これが目の周りの蕁麻疹の原因となる基本的メカニズムです。
しかし、ここで警戒しなければならないのがクインケ浮腫(血管性浮腫)の存在です。一般的な蕁麻疹が皮膚の浅い層(表皮〜真皮上層)で起こるのに対し、クインケ浮腫は真皮深層から皮下組織にかけて生じる浮腫性の病変を指します。
臨床現場において両者を見分ける最大の判断軸は「自覚症状の違い」にあります。通常の蕁麻疹が我慢できないほどの掻痒感(かゆみ)を伴うのに対し、クインケ浮腫は「かゆみがほとんどなく、皮膚が引っ張られるような重苦しい熱感や違和感」を主訴とする傾向が顕著です。また、通常の蕁麻疹は数十分から24時間以内に跡形もなく消失することが多いですが、クインケ浮腫によるまぶたの蕁麻疹の腫れは、引くまでに2〜3日を要する場合が珍しくありません。