車の「船マーク」放置でエンジン全損?赤と青の警告灯の正体をプロが徹底解説
車の「船マーク」放置でエンジン全損?赤と青の警告灯の正体をプロが徹底解説の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
このシンボルの正式名称は「水温計警告灯」という。エンジン内部を循環して過熱を防いでいる冷却水(LLC:ロングライフクーラント)の温度異常を監視し、ドライバーへリアルタイムで知らせる重要な安全装置だ。水面に立てられた体温計のデザインが船やヨットに見えるため、一般に「船のマーク」として知られている。
ここで極めて重要なのが、点灯している「色」の識別である。青色(または緑色)のマークが点滅・点灯している場合、それはエンジン冷却水の温度がまだ十分に上がっていない「低温状態」を示している。寒冷期の始動直後によく見られる現象であり、暖機運転が進むにつれて自然に消灯するため、特段のパニックに陥る必要はない。
問題は「赤色」の点灯あるいは点滅だ。これは冷却水が異常高温に達していることを警告する極めて危険なシグナルである。最悪の場合、シリンダーヘッドの歪みやエンジンの完全焼損を引き起こすため、赤色を見たら一刻の猶予も許されない。