まるでモデル?足が長い犬種の魅力と真実|人気ランキングと飼育の盲点
まるでモデル?足が長い犬種の魅力と真実|人気ランキングと飼育の盲点について分かりやすく解説いたします。最新の情報をご覧ください。
SNS上では、「散歩させているだけで『キリンの子どもですか?』と声をかけられた」「歩く姿が美しすぎてドッグランの視線を独占してしまう」といった美脚犬ネットの反応が溢れています。スラリとした手足でソファに優雅に横たわる姿は、日常の室内をまるでハイブランドの広告写真のように彩ってくれます。
しかし、実際の現場を取材すると、オーナーたちの口からは華やかな外見の裏にある過酷な現実が語られます。あるイタグレの飼い主は次のように打ち明けています。
「生後7ヶ月のとき、ローテーブルからピョンと飛び降りた瞬間に『ギャッ』と悲痛な叫び声をあげました。病院へ駆け込むと両前足の完全骨折。金属プレートを埋め込む整復手術と長期のリハビリで、総額42万円が一瞬で消えました。それ以来、部屋中の段差をなくし、床には全面高密度コルクマットを敷き詰め、神経をすり減らす毎日です」
また、衣類選びの難しさも美脚犬特有の悩みです。サイトハウンドは体脂肪率が極端に低く(ヒトのアスリート並みの5〜8%程度)、被毛もシングルコートの短毛種が多いため、日本の冬の寒さには全く耐えられません。そこで不可欠となるのが寒がり対策と専用服の選び方です。
彼らは胸が異常に深くウエストが極端に細い「逆三角形」の体型をしているため、ペットショップで売られている一般的な犬用ウェアを着せると、首元が緩んで脱げてしまうか、前足の付け根が擦れて皮膚炎を起こします。そのため、背骨のアーチに沿った曲線裁断と長い足をすっぽり覆う「サイトハウンド専用オールインワン(ロンパース)」や、長い首を寒風から守る「スヌード」の着用が秋〜春先の必須装備となります。1着あたり7,000円から15,000円ほどする専門ブランドの服を何着も揃える必要があり、被服費だけでも家計に少なからずインパクトを与えます。