プーさんの本名はサンダース?原作が明かす衝撃の真実と名前の由来

プーさんの本名はサンダース?原作が明かす衝撃の真実と名前の由来についての疑問解決ガイドをご紹介します。

現在定着している「ウィニー・ザ・プー(Winnie-the-Pooh)」という不思議な響きを持つ名前は、一体どこから名付けられたのでしょうか。この名前は、クリストファー・ロビンが幼少期に深く心を通わせた「2つの異なる動物」が組み合わさって誕生しました。

「ウィニー」のルーツ:ロンドン動物園のアイドル熊「ウィニペグ」

前半の「ウィニー」は、当時ロンドン動物園で絶大な人気を誇っていた実在の黒熊(アメリカグマ)に由来します。この熊は第一次世界大戦中、カナダ軍の獣医ハリー・コルバーン中尉が猟師から20ドルで購入した個体でした。中尉は自身の故郷であるカナダのマニトバ州ウィニペグにちなんで「ウィニペグ(愛称:ウィニー)」と命名します。

フランス戦線への出征に伴いロンドン動物園に寄託されたウィニーは、人間に対して非常に温厚で、子供たちが背中に乗って遊ぶことすら許すほど人懐っこい性格でした。足繁く動物園に通っていた幼いクリストファー・ロビンはこのウィニーに夢中になり、檻の中に入って直にはちみつを食べさせるほど親密な関係を築きました。この特別な熊への憧れから、彼は自宅の「エドワード・ベア」にウィニーの名を与えたのです。

「プー」のルーツ:森の白鳥と鼻にとまるハエの擬音

一方、後半の「プー(Pooh)」は熊とは無関係のところから来ています。ミルンが1924年に発表した子ども向け詩集『When We Were Very Young(クリストファー・ロビンのうた)』に登場する「白鳥(スワン)」につけられていた名前が「プー」でした。

さらに原作第1章の前書きで、父ミルンはもう一つのユーモラスな逸話を明かしています。プーさんの腕はぬいぐるみの構造上固まっており、鼻の上にハエが止まっても前足で払うことができません。そのため、鼻息で「プーッ(Pooh)」と吹き飛ばすしかなかったことから、その音をそのまま名前に付け足したというのです。

カナダ生まれの実在の熊「ウィニー」と、湖に浮かぶ白鳥やハエを吹き飛ばす息の音「プー」が合体し、唯一無二の名称「ウィニー・ザ・プー」が完成しました。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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