コントラバスとチェロの決定的な違い!見分け方・音域・役割を徹底解説
コントラバスとチェロの決定的な違い!見分け方・音域・役割を徹底解説に関する話題のニュースを速報でお届けします。最新情報を求める方は必見です。
コンサートホールの客席から舞台を見渡したとき、直感的にコントラバスとチェロを見分ける最大のポイントは「楽器のサイズ感」と「演奏者の姿勢」です。 まず、コントラバスとチェロの大きさ比較において、数字の差は一目瞭然です。標準的な4/4サイズのフルスケールにおいて、チェロの全長がおよそ120〜125cm(重量約3.5〜4.5kg)であるのに対し、一般に日本国内のオーケストラで普及している3/4サイズ(欧米の標準に相当)のコントラバスでも全長は約180〜200cm(重量約10〜12kg)に達します。成人の身長を軽々と超える威容を誇るのがコントラバスです。 演奏姿勢にもそのスケール差が直結しています。チェロ奏者は通常の椅子に深く腰掛け、楽器下部の金属棒「エンドピン」を床に刺して、両膝の間でボディを挟み込むように構えます。身体全体で楽器を抱きかかえる親密なフォームがチェロの特徴です。 一方のコントラバスは、奏者が完全に直立した状態で構えるか、あるいは専用の高めのスツール(バス椅子)に腰を掛け、半ば立ち上がるような姿勢で演奏します。左腕を肩より高く掲げ、指板の上を上下にダイナミックに駆け巡らせる姿は、チェロの落ち着いた佇まいとは対照的なフィジカルの迫力を放ちます。 さらに、楽器のシルエット自体にも明確な造形差が存在します。チェロはバイオリンやビオラとまったく同じ「いかり肩」のプロポーションを保っていますが、コントラバスの上部はなだらかな傾斜を描く「なで肩」です。このなで肩の形状こそが、両者が異なる歴史を歩んできた動かぬ証拠となっています。