沢尻エリカ『ファーストクラス』悪女マウンティングの全真相と現在の姿
話題沸騰中の 沢尻エリカ『ファーストクラス』悪女マウンティングの全真相と現在の姿について、多角的な視点をご紹介しています。
2014年4月期、土曜23時台の「土ドラ」枠で幕を開けた『ファーストクラス』は、初回視聴率こそ6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と深夜帯らしい静かなスタートでした。しかし、放送を重ねるごとに「女たちの裏表が恐ろしすぎる」「心の声が毒舌すぎて爽快」とネット上で爆発的な反響を呼び、最終回には深夜枠としては異例の高水準となる10.3%を記録しました。
物語の舞台は、華やかなファッション業界の頂点に君臨する架空のファッション誌『FIRST CLOTHES』の編集部。下町の下着輸入問屋で地味に働いていた純朴な女性・吉成ちなみが、ふとしたきっかけから憧れの編集部で働くチャンスを掴みます。しかし、そこは才能や努力だけでは生き残れない、女たちの欲望と嫉妬が渦巻く階級社会でした。新参者のちなみは、契約社員、正社員、副編集長、トップモデル、そして絶対君主である編集長といった上位層から、陰湿かつ容赦のない罠を仕掛けられ、最下層の理不尽な洗礼を浴びることになります。
本作の熱狂をさらに加速させたのが、疾走感あふれる音楽演出です。シーズン1のテーマを象徴したファーストクラス 主題歌、SOLIDEMOの「Heroine」は、過酷な現場で戦うヒロインの闘志を鮮烈に彩りました。また、同年10月に水曜22時のゴールデン帯へ舞台を移した『ファーストクラス2(シーズン2)』では、安室奈美恵の「BRIGHTER DAY」が起用され、洗練された大人の戦いへとステージが引き上げられた世界観を見事に表現しています。深夜発信のドラマがわずか半年で看板枠へと昇格した事実は、当時のフジテレビドラマ制作陣にとっても極めて稀有な成功モデルとなりました。