津川雅彦と兄・長門裕之の愛憎劇 マキノ一族の血脈と名作の裏側

今注目を集めている 津川雅彦と兄・長門裕之の愛憎劇 マキノ一族の血脈と名作の裏側について、多角的な視点をご紹介しています。

日本の時代劇文化においても、二人は金字塔を打ち立てている。その最たる例が、NHK大河ドラマの名作『葵 徳川三代』だ。津川雅彦が演じた徳川家康は、威厳と人間味、そして狸親父としての狡猾さを見事に同居させ、大河ドラマ史上最高の家康像と絶讃された。

同作において長門裕之もまた重厚な存在感を放ち、マキノ家が代々培ってきた時代劇の「粋」と「型」を全国のお茶の間に見せつけた。歌舞伎や伝統芸能の知見を現代的な映像芝居へと昇華させる技術は、他の追随を許さないレベルに達していた。

台詞回し一つ、目線の揺らし方一つに潜む圧倒的な説得力。彼らがスクリーンやテレビ画面で見せた時代劇の殺陣や所作は、まさに日本の映像文化が最高峰に達した時代の証拠である。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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