細木数子と安岡正篤の婚姻無効騒動|電撃再婚と遺産確執の真相
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法的な遺産相続では完全敗北を喫した細木数子でしたが、彼女の真骨頂はここからの「巻き返し」にありました。婚姻無効騒動からわずか数年後の1980年代半ば、細木は突如として独自に編纂したとする「六星占術」を発表します。
六星占術のベースは四柱推命や易学、算命学などの古典的な中国天文学ですが、細木はその解説や著書の中で、安岡正篤から授かったとされる東洋哲学のエッセンスや運命論を巧みに織り交ぜました。「昭和の碩学・安岡正篤の最後の伴侶(あるいは唯一の理解者)」というセルフプロデュースは、彼女の占いに圧倒的なハクと説得力を与えることになります。
著書『運命の六星占術』シリーズは累計数千万部を突破する大ベストセラーとなり、2000年代には民放各局のゴールデン番組で冠番組を持つ「視聴率の女王」へと登り詰めました。しかし、この商業的大成功の裏で、安岡家との確執はさらに深刻化していきました。
特に問題視されたのが、安岡家の墓所や先祖供養をめぐる騒動です。細木は自らの番組や著書で「先祖供養」や「正しい墓の建て方」を声高に説き、高額な墓石の購入を勧めるビジネスを展開。これに対し安岡家の遺族や門下生たちは、「安岡正篤の名を勝手に利用し、東洋哲学を歪曲して商業主義に利用している」として、公に怒りを表明し続けました。細木数子が生涯を通じて安岡正篤の墓参りを許されることはありませんでした。