冷蔵庫・洗濯機の引っ越しで後悔ゼロへ!前日準備と最安運搬の全貌
冷蔵庫・洗濯機の引っ越しで後悔ゼロへ!前日準備と最安運搬の全貌にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
引越し当日の朝、運送作業員が到着した瞬間に「これでは運べません」と告げられるケースの多くは、給排水の処置不足に起因します。冷蔵庫や洗濯機は、日常の使用中、目に見えない内部タンクや配管内に大量の水を保持しています。この水分をあらかじめ排出しておく作業が「水抜き」です。
作業を怠ったままトラックの荷台へ積み込むと、輸送中の振動や傾きによって内部に溜まった汚水が一気に漏れ出します。運送会社が水抜きの未完了を理由に積載を拒絶するのは、荷台に同乗する他のダンボール箱や高級家具、さらには他顧客の荷物を汚損・浸水させる二次災害を防止するためです。万が一、自身の家電からの漏水で他人の荷物を台無しにした場合、運送約款に基づき多額の損害賠償責任を個人で負う事態に発展しかねません。
さらに、水抜きを忘れたことによる本体内部の浸水事故も見逃せません。洗濯機内部に残った水が運搬時の揺れで制御基板やモーター部分に回り込み、新居で通電した瞬間にショートして全損するトラブルが頻発しています。冬場の寒冷地引越しでは、配管内に残った水が氷結・膨張し、給水弁や内部ホースを破裂させる物損事故も報告されています。
当日現場で作業員に水抜き作業を依頼できたとしても、予定外の特殊作業費として5,000円から1万円前後の追加請求が発生するか、最悪の場合は時間枠オーバーによる当日キャンセル扱いとなり、引越し難民化する危険を孕んでいます。
冷蔵庫の水抜き:前日までの必須手順
冷蔵庫の水抜きは、搬出直前に行っても間に合いません。冷却器の周囲にびっしり付着した霜を完全に溶かし切る必要があるためです。
第一に、搬出予定の「24時間前」には自動製氷機能を停止させ、製氷皿に残った氷や水を完全に破棄します。第二に、製氷停止の数時間後に中身を空にして電源プラグを抜きます。電源を切ると庫内の冷却器についた霜がゆっくりと溶け出し、本体底部や背面にある「蒸発皿(ドレンパン)」へ水が集まります。第三に、搬出当日の朝、満水になった蒸発皿を取り外して水を捨て、庫内に浮き出た水滴をタオルで拭き取ります。蒸発皿が固定式の場合は、本体背面下部にある水抜き栓(ドレンキャップ)を外して排水トレイ等へ水を抜く構造になっています。
洗濯機の水抜き:縦型・ドラム式共通の基本フロー
洗濯機の水抜きは、給水ホースと本体・排水ホースの双方から水を完全に抜く二段階の手順を踏みます。
まず給水ホースの水抜きです。洗濯機を空にした状態で蛇口を固く締め、電源を入れて「スタート」ボタンを押します。給水動作を1分ほど行わせることで、ホース内に残った水圧を抜き、蛇口から安全にホースを外すことができます。次に本体と排水ホースの水抜きです。再び電源を入れ、「脱水」運転を最短コース(約1〜3分)で回します。ドラムや洗濯槽の遠心力で残水をすべて排出口へ送り出した後、本体底部の糸くずフィルター(排水フィルター)を緩めてトレイなどに受けて水を抜き、最後に排水口から排水ホースを外してホース内の溜まり水を完全に流し切ります。