腸骨とは?場所の見つけ方と痛む決定的な理由を専門記者が徹底解明
腸骨とは?場所の見つけ方と痛む決定的な理由を専門記者が徹底解明の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
ネット広告やSNSで頻繁に目にする「骨盤の骨がズレて開いている」「骨そのものが歪んでいる」という言説には注意しなければなりません。医学的に、外傷のない大人の骨盤の骨自体がねじ曲がることはあり得ません。歪みの実態は、腸骨を支える筋肉群の張力バランスが崩れ、骨盤ユニット全体が前後・左右に傾斜・回旋した状態を指しています。
骨盤の傾きを客観的に把握するため、自宅の壁を使って行える腸骨の歪みセルフチェックを推奨します。
かかと、お尻、肩甲骨、後頭部の4点を壁にぴったりとつけて直立してください。このとき、腰と壁の隙間に手のひらを差し入れます。手のひらがちょうど1枚分すんなり入る状態が理想的な骨盤のアライメントです。隙間に握り拳がすっぽり入ってしまう場合は「腸骨の過度な前傾(反り腰)」、手のひらが入らないほど背中全体が張り付いている場合は「腸骨の後傾(猫背骨盤)」と判定できます。
また、鏡の前で上前腸骨棘(左右の腰骨の出っ張り)に人差し指を当て、床と水平かどうかを確認してください。指の高さに左右差がある場合、足を組む癖や片足重心によって、腸骨が左右非対称に傾斜している証拠です。無理な外力でバキバキと矯正しようとすると、仙腸関節を包む強固な靭帯を痛め、かえって関節の不安定性を招く恐れがあります。