ラーメンのかんすいは体に悪い?発がん性や胃もたれの真相を徹底解剖
ラーメンのかんすいは体に悪い?発がん性や胃もたれの真相を徹底解剖の背景について、専門知識を詳しくお届けします。
結論から述べると、現在の日本の食品衛生法に適合したかんすいを使った中華麺を食べることに、重篤な毒性や危険性はありません。日常的な範囲でラーメンを食べる限り、内臓疾患や中毒症状を引き起こす心配は皆無です。
それにもかかわらず「かんすいは危険」というイメージが定着した最大の原因は、終戦直後の混乱期に出回った粗悪な代用かんすいの歴史にあります。当時、原料の入手が困難だったことから、工業用の苛性(かせい)ソーダや劇薬指定のアルカリ性物質を薄めた危険な粗悪品が市場に氾濫し、実際に胃潰瘍などの健康被害が相次ぎました。
事態を重く見た国は1957年にかんすいの食品衛生法安全基準を制定し、その後も厳格な規格基準と検査制度を構築。昭和の時代に起きた粗悪品の記憶と危険性の噂だけが、令和の現在まで一人歩きしてしまったというのが真相です。