二点透視図のパース崩れを防ぐ!立体的な背景を描く実践テクニック
今注目を集めている 二点透視図のパース崩れを防ぐ!立体的な背景を描く実践テクニックについて、詳しいまとめを整理して公開しています。
違和感のない二点透視図を仕上げるには、論理的な手順に沿って下書きを構築していく作業が欠かせません。二点透視図で失敗しないコツを、ステップ順に整理します。
最初のステップは、アイレベルの適切な決め方です。アイレベルは「カメラ(観察者)の目の高さ」を意味します。一般的な人間の立ち姿を基準にするなら画面の中央〜やや低めの位置、見下ろすような俯瞰構図なら画面の上部、見上げる煽り構図なら画面の下部に水平線を1本引きます。この基準線が、すべての消失点の土台となります。
次に、アイレベルの線上に2つの消失点を十分に離して設定します。キャンバスの画面内に収めるのではなく、画面の外側、用紙幅の2倍から3倍程度離れた左右の仮想空間に消失点を置くのが自然に見せるポイントです。どちらか一方の面を広く見せたい場合は、メインで見せたい側の消失点を遠くに、側面の消失点をやや近めに配置することで、視覚的な主従関係が生まれます。
配置が決まったら、基準となる「垂直の1本の直線」を手前の角として描き、その上下の端点から左右の消失点へ向かってパースラインを引いていきます。このとき、垂直線が左右に傾かないよう定規やグリッドを徹底して垂直に保つことが、立体を破綻させないための必須条件です。