月の自転周期は約27.3日!公転と一致する潮汐固定の真相
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天文学や暦を学ぶ上で多くの人が混乱するのが、「月の自転周期(約27.3日)」と「新月から満月までの満ち欠け周期(約29.5日)」の日数の食い違いです。この違いを理解するには、遠くの恒星を基準にする恒星月(こうせいげつ)と、太陽と地球の位置関係を基準にする朔望月(さくぼうげつ)の定義を整理する必要があります。
項目詳細・数値データ基準となる対象編集部の見解・重要ポイント月の自転周期(恒星月)約27.3216日(27日7時間43分)無限遠の恒星(宇宙空間)月が物理的に真の1回転(360度)を行う正確な周期。月の公転周期(恒星月)約27.3216日(同上)無限遠の恒星(宇宙空間)自転周期と完全一致。同期自転の根拠となる基礎数値。月の満ち欠け周期(朔望月)約29.5306日(29日12時間44分)太陽と地球の相対位置地球が太陽を公転移動するため、同じ月相に戻るまで約2.2日の追加時間が必要。月の自転速度赤道面で約16.7 km/h(13.176°/日)月の自転軸中心地球の自転速度(約1,670 km/h)の約100分の1と非常にゆっくり。軌道・自転軸の傾き公転面傾斜5.145°/自転軸傾斜1.543°黄道面および公転面垂線このわずかな傾きと楕円軌道が「秤動(首振り現象)」を生み出す。
月が地球の周りを27.3日かけて公転している間、地球自身も太陽の周りを約27度進んでいます。そのため、太陽・月・地球が再び一直線(新月や満月)の位置関係に戻るには、月がさらに約2.2日分余計に公転しなければなりません。これが「自転周期=約27.3日」でありながら「満ち欠け=約29.5日」となるカラクリです。