「謝礼」と「御礼」の違いを解説!失礼や税金トラブルを避ける極意

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言葉の響きは似ているが、意味の根底にあるベクトルは真逆と言ってもいい。ビジネスマナー業界の第一人者として知られるマナーコンサルタントの西出ひろ子氏は、両者の本質を「労力への報いか、好意への返礼か」という観点から整理する。

「謝礼」とは、相手が提供してくれた専門的な知識、労力、あるいは時間という明確な労働・サービスに対する「対価」の意味合いが強い。専門家の講演、アンケート調査への協力、原稿執筆などへの支払いが典型例だ。対して「御礼」は、相手の好意や心遣い、あるいは支援に対して自発的に返す純粋な「感謝のしるし」である。お世話になった上司への手土産や、結婚式で助けてくれた友人への心付けなどがこれにあたる。

日本マナー・プロトコール協会が唱える指導指針でも、ビジネス文書や口頭でのやり取りにおいて、対価性がある場面で単に「御礼」と呼ぶと、かえって相手の労力を軽視していると受け取られかねないと指摘されている。冠婚葬祭マナーの領域でも、仲人やスピーチを頼んだ主賓に贈るものは「お車代」や「謝礼」として明確に区別されるのが一般的だ。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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