足の親指の爪が痛い原因と危険信号!巻き爪・化膿の正しい対処法
足の親指の爪が痛い原因と危険信号!巻き爪・化膿の正しい対処法にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
物を足の上に落としたり、サイズの小さい靴で爪先を圧迫し続けたりした後に起こるのが、爪の下で出血が起きる爪下血腫です。患者からは「爪が真っ黒になって激痛が走るが、どうすればいいのか」という相談が頻繁に寄せられます。
爪下血腫が黒くて痛い経過をたどる場合、受傷直後から数日間は内出血が爪の下に溜まり、逃げ場のない血腫が神経を圧迫して強い拍動性の痛みをもたらします。この急性期に医療機関を受診すると、爪に微細な穴を開けて血を抜く「血腫穿刺(せんし)」という処置が行われ、内圧が下がることでその場で劇的に痛みが軽快します。
受傷から日数が経ち、痛みが引いているのであれば、変色自体は血豆のようなものですので慌てる必要はありません。足の爪は1ヶ月に約1〜1.5ミリのペースでゆっくり伸びるため、黒い部分は1年〜1年半ほどかけて爪先へと押し出され、最終的に自然と消失します。
ただし、重大な例外があります。「何かにぶつけた記憶がまったくないのに、爪に黒い筋や黒いシミが現れた」「黒い変色が爪の根元に向かって広がっている」「爪周囲の皮膚にまで黒い染みが滲み出している」というケースです。極めて稀ではあるものの、皮膚癌の一種である悪性黒色腫(メラノーマ)の可能性があるため、単なる内出血と決めつけず、速やかに皮膚科専門医の診察(ダーモスコピー検査など)を受ける必要があります。