下痢の病気のはずがなぜ?潰瘍性大腸炎で便秘が起きる真相と対処法
下痢の病気のはずがなぜ?潰瘍性大腸炎で便秘が起きる真相と対処法についての疑問解決ガイドをご紹介します。
Q1:寛解期に入ってから便秘がちになりました。これは再燃(悪化)の兆候でしょうか?
A1:直ちに再燃を意味するわけではありません。治療薬によって大腸の激しい蠕動運動が沈静化し、大腸が本来の水分吸収力を取り戻した正常な生理反応であるケースが多く見られます。ただし、便に血や粘液が混じる、あるいは「出そうで出ない」しぶり腹を伴う場合は、直腸周辺で炎症が燻っている可能性があるため、次回の受診時に主治医へ便の状態を正確に伝えてください。
Q2:市販の整腸薬(ビオフェルミンやミヤBMなど)を便秘解消のために飲んでも大丈夫ですか?
A2:ビフィズス菌や酪酸菌を主体とする整腸薬は、刺激性下剤とは異なり腸粘膜を攻撃するリスクが極めて低いため、一般的には併用可能です。実際に潰瘍性大腸炎の維持療法として処方されるケースも多々あります。ただし、市販薬の中には便秘解消を謳ってセンナ等の生薬下剤成分が配合されている複合製剤もあるため、必ず単一の整腸生菌成分のみであることを確認し、主治医にひと声かけてから服用するのが確実です。
Q3:便秘が数日続いた後、急に激しい下痢に転じるのを繰り返します。なぜでしょうか?
A3:直腸に炎症がある場合、硬い便塊が出口にフタをして便秘状態となり、そのフタの後ろに溜まった水様便が隙間から一気に漏れ出す「便秘と下痢の交代現象(奇異性下痢)」が起きている疑いがあります。また、腸管の一部に軽度の狭窄がある場合にも同様の症状が現れます。病変の活動性コントロールが不十分であるシグナルですので、早期の内視鏡検査や便中カルプロテクチン検査を受けることが推奨されます。