親に似ず祖父母そっくり?隔世遺伝の仕組みと確率・最新研究の真実
親に似ず祖父母そっくり?隔世遺伝の仕組みと確率・最新研究の真実についての最新情報をお届けします。
「双子は一世代おきに生まれる」という説がありますが、双子の隔世遺伝の真相はどうなのでしょうか。
結論から言うと、一卵性双生児の発生は偶然のエラー(受精卵の自然分裂)によるものであり、遺伝性はほぼ確認されていません。一方で、一度に2つの卵子が排卵される二卵性双生児に関しては、排卵誘発に関わるホルモン分泌の傾向が母系で遺伝することが分かっています。母親自身が双子を産まなくても、その遺伝的素因を受け継いだ娘(孫世代)が多胎妊娠しやすくなるケースがあり、これが「双子の隔世遺伝」という言い伝えの背景となっています。
近年の遺伝の特徴と最新研究まとめにおいて注目されているのが、ポリジーンスコア(多遺伝子リスクスコア)やエピジェネティクス(後天的遺伝子制御)の概念です。生まれ持ったDNAの塩基配列そのものは変わらなくても、環境やストレス、生活習慣によって「どの遺伝子のスイッチがONになるか」が世代間で変化することが明らかになっています。「親には出なかったスイッチ」が孫の世代でONになる現象も、広義の隔世遺伝的な見え方を生み出す一因となっています。