離婚の財産分与で損しない全知識!隠し財産の暴き方と割合の落とし穴

離婚の財産分与で損しない全知識!隠し財産の暴き方と割合の落とし穴の全貌を詳しく解説してご紹介します。

離婚協議において最も泥沼化しやすいのが、配偶者による預貯金や隠し財産の意図的な隠蔽工作です。別居の数カ月前から計画的にお金を別口座へ移送したり、親族名義の口座へ資金を逃がしたり、現金を貸金庫や自宅のタンスに退避させるといった行為が横行しています。相手から「貯金はこれだけしかない」と提示された通帳残高をそのまま信じてしまうと、本来受け取れる数百万円を失う結果になりかねません。

SNSや相談掲示板では「相手が口座を明かしてくれない」「どこの銀行を使っているか分からない」という悲痛な声が溢れています。こうした隠し財産に対して、素人が自力で相手を問い詰めても「ないものはない」とシラを切られるのがオチです。ここで決定打となるのが、法的手続きを通じた調査手法です。

弁護士に依頼した場合、弁護士法第23条の2に基づく「弁護士会照会(23条照会)」を活用できます。配偶者が給与の振込先や生活費決済に使っていそうなメガバンク、地方銀行、主要ネット銀行の本店に対して一括照会をかけることで、支店ごとの保有口座や残高、過去数年分の入出金履歴を合法的に洗い出すことが可能です。さらに、家庭裁判所での調停や審判手続きに移行した段階であれば、裁判所を通じた「調査嘱託」の申し立てを行うことで、証券会社や保険会社に対しても保有資産の開示を強制できます。

ただし、これらの公的照会制度を利用するには「最低限、どの金融機関を使っていたか」の手がかりが必要です。別居前に相手の給与明細、郵便物、クレジットカードの引き落とし明細、スマホにインストールされている金融アプリのアイコンなどをメモ・撮影しておく実務的な防衛行動が勝敗を分けます。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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