『はたらく細胞』B細胞の抗体乱射と声優・記憶細胞の絆を徹底解剖

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B細胞を語る上で絶対に外せないのが、スーツ姿で常にノートを抱えた「記憶細胞」(CV:中村悠一)とのコンビネーションです。過去の抗原情報を記録し、二度目の侵入に備える記憶細胞と、そのデータをもとに抗体を製造・発射するB細胞は、生化学的にも切っても切れない相棒関係にあります。

しかし作中での二人は、クールな相棒とは程遠い「漫才コンビ」の様相を呈しています。記憶細胞が些細な事態で世界の終わりかのように大騒ぎし、過去のメモをめくって叫び出すと、B細胞が「おいしっかりしろ!」と強烈なツッコミを入れる掛け合いは、作中屈指の人気エピソードとなっています。ファンの間でも「この2人のドタバタ劇を見るだけで視聴する価値がある」と極めて高い満足度を誇ります。

一方で、壮絶な泥沼劇を繰り広げたのが、アニメ第5話でも描かれた「スギ花粉症回」におけるマスト細胞(肥満細胞・CV:川澄綾子)との衝突です。体内に無害なスギ花粉が大量侵入した際、記憶細胞の曖昧な記録に踊らされたB細胞は、危機感を煽られて「IgE抗体」を過剰に生産・乱射してしまいます。

これを受け取ったマスト細胞がルール通りにヒスタミンを街中へ大放出(化学物質による大洪水)させた結果、体内はくしゃみ、鼻水、涙の地獄絵図へと変貌しました。この時の「お前が抗体を大量に撃ちまくるからヒスタミンを出したんじゃないか!」「そっちこそ匙加減ってものを考えろ!」という責任のなすりつけ合いは、視聴者に「アレルギーの正体とは、細胞同士の善意による責任転嫁バトルの結末である」という真理を強烈に印象付けました。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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