世界一美しいミイラはなぜ100年眠り続ける?最新科学が暴いた衝撃の真相
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イタリア・シチリア州の州都パレルモ。その地下街に広がるパレルモ・カプチン修道院の地下墓地(カタコンベ)には、数千体におよぶ遺体が整然と安置されている。その広大な暗闇の奥深く、特別なガラスケースの中で静寂に包まれているのが、わずか2歳でこの世を去った少女ロザリア・ロンバルドだ。1920年、流行していたスペイン風邪に伴う肺炎によって命を落とした彼女を悼み、深く悲しんだ父親が当時の技術の粋を集めて保存を依頼したとされる。
薄暗い地下室で目にする彼女の容姿は、周囲の乾燥した骨や他のかすんだ遺体とは一線を画している。黄金色の毛髪、閉じられたまぶたの下に透ける長いまつ毛、柔らかさを失っていないように見える肌の質感。歴史考古学の専門家たちにとっても、彼女の存在は長年にわたり解き明かすべき至高の歴史ミステリーとして君臨してきた。