完全房室ブロックの真実|突然死リスクとペースメーカー治療の全貌

完全房室ブロックの真実|突然死リスクとペースメーカー治療の全貌にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

完全房室ブロックに対する根治的な薬物療法は存在せず、唯一にして確実な治療法は植込み型ペースメーカーの装着です。

日本循環器学会の「不整脈非薬物治療ガイドライン」において、完全房室ブロックに対するペースメーカー植込みは、症状の有無を問わず極めて強固な適応基準(クラスI:適応であることが一般に合意されている)が設定されています。

項目経静脈的ペースメーカー(従来型)リードレスペースメーカー(最新型)編集部の見解・評価本体構造・植込み部位前胸部皮下に本体を留置し、静脈経由で心臓内にリード(導線)を留置カプセル型一体機を太ももの静脈から直接右心室内に留置(リードなし)創部の小ささや感染リスク低減ではリードレスが優位だが適応選択が重要手術時間・入院期間手術:1〜2時間程度
入院:5〜7日間手術:30〜60分程度
入院:2〜4日間高齢者や早期社会復帰を目指す層にはリードレスの低侵襲性が大きなメリット電池寿命(目安)約10〜15年(本体交換手術が必要)約12〜17年(追加留置または回収)省電力技術の進化により、以前よりも交換スパンが大幅に長期化手術費用と保険適用総額150〜200万円程度
(保険適用・高額療養費で自己負担5〜10万円前後)総額200〜250万円程度
(保険適用・高額療養費で自己負担額は同水準)日本の国民皆保険制度と高額療養費制度により、実質負担は大幅に抑えられる

心室の筋肉を直接刺激する従来の手法に加え、近年では本来の刺激伝導系を活用して心室全体を協調収縮させる「ヒス束ペーシング」や「左脚領域ペーシング(CSP)」といった高度な術式も普及し、長期的な心機能低下(ペーシング誘発性心筋症)を回避する技術が飛躍的に発展しています。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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