天王寺動物園「鳥の楽園」は現在どうなった?閉鎖理由と再開計画の真相
天王寺動物園「鳥の楽園」は現在どうなった?閉鎖理由と再開計画の真相の背景について、専門知識を詳しくお届けします。
1987年(昭和62年)にオープンした「鳥の楽園」は、敷地面積約3,200平方メートル、最高部約20メートルを誇る国内屈指の巨大フライングケージでした。湿地や小川、樹木が生い茂る日本や東アジアの自然環境を再現し、檻で区切るのではなく人間がケージ内に入り込む「ウォークスルー型生態展示」として、開園当時の展示手法に革命をもたらしました。
しかし、半世紀近くの歳月を経て施設の様相は一変しました。現場ではかつて空を覆っていた巨大ネット構造物の解体・再編が進み、往年の緑深いドーム型空間をそのまま通り抜ける体験は幕を閉じています。
現在、園内ではエリアの再編に伴う仮囲いや案内板が設置されており、かつての「鳥の楽園」単体としての運用ではなく、天王寺動物園が掲げるゾーン別展示(アジア熱帯雨林・アフリカサバンナなど)の再構築に向けた敷地活用が進められています。