なぜ肺気胸はイケメン病?痩せ型高身長に多い医学的理由と初期症状

なぜ肺気胸はイケメン病?痩せ型高身長に多い医学的理由と初期症状の詳細について、専門知識を基に徹底解説します。

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肺気胸(主に特発性自然気胸)が俗に「イケメン病」と呼ばれる最大の理由は、発症する患者の身体的特徴と好発年齢にあります。医学的に気胸は、肺の表面にできた「ブラ」と呼ばれる薄い空気の袋が何らかの拍子に破れ、吸い込んだ空気が胸腔内(肺の外側、胸壁の内側)に漏れ出して肺を圧迫し、しぼんでしまう病態を指します。

この自然気胸の好発年齢は15歳から30歳前後の若年層であり、男女比ではおよそ「男5〜6:女1」と圧倒的に男性に偏っています。さらに顕著なのが体型で、「背が高く、胸板が薄く細身の男性」に極端に多く見られる特徴があります。いわゆるモデルや若手俳優のようなすらりとした体型の青年男性が頻繁に罹患することから、メディアやネットコミュニティを通じて「イケメン病」という通称が定着しました。

では、なぜ高身長で痩せ型の男性ばかりが狙われるのでしょうか。呼吸器外科の知見では、思春期の急激な成長期において「胸郭(肋骨や胸骨で囲まれた空間)が縦方向に急速に拡大するスピードに、肺の実質組織や血管の発育が追いつかない」ことが大きな要因とされています。縦に強く引き伸ばされた肺の最上部(肺尖部)は常に強い陰圧や牽引ストレスを受けやすく、局所的に血流が不足して脆いブラ(嚢胞)が形成されやすい構造になってしまうのです。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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