助詞と助動詞の違いは活用にあり!入試国語を攻略する識別ルール
話題沸騰中の 助詞と助動詞の違いは活用にあり!入試国語を攻略する識別ルールについて、多角的な視点を整理して公開しています。
「助詞と助動詞の違いは一体どこにあるのか」という疑問に対する答えは極めて明快です。結論から言えば、後ろに続く言葉によって語尾の形が変わる(=活用する)か、どんな文脈でも形が一切変わらない(=活用しない)かという1点に尽きます。
日常の会話や文章の中で、私たちはこの2つを無意識に使い分けています。たとえば「走らせる」「走らせた」「走らせよう」という表現を見てみましょう。動詞「走る」の後ろについている「せる」は、後ろに来る言葉(「た」や「よう」など)に応じて「せ・せ・せる・せる・せれ・せよ」と形を変えます。このように形が柔軟に変化する付属語が「助動詞」です。
一方で、「桜が咲く」「空を見上げる」「友達と話す」の「が」「を」「と」はどうでしょうか。「が」の後ろにどんな言葉を続けようとしても、「ぎ」や「げ」に形が変わることは絶対にありません。いついかなる文脈でも「が」は「が」のまま佇んでいます。このように、決して語形が変化しない付属語が「助詞」です。
試験問題で「傍線部の品詞を答えよ」と問われた際は、まず対象の言葉の語尾を意図的に変化させられるか試行してください。後ろに「ない」「ます」「た」などをくっつけたときに形が変われば助動詞、形が変わらずそのまま固定されていれば助詞。この基本原則さえ身体に染み込ませておけば、助詞と助動詞の見分け方で立ち往生することはなくなります。