知られざる拘置所の生活実態|刑務所との違いから1日の流れまで徹底解明
知られざる拘置所の生活実態|刑務所との違いから1日の流れまで徹底解明の特集記事をお届けします。専門的な知識が詰まっています。
Q1:拘置所の中で外部と手紙のやり取り(信書の発受)は自由にできますか?
A1:未決拘禁者には手紙を発信・受信する権利が保障されています。ただし、内容に証拠隠滅や逃亡の計画、所内の保安を害する記述がないか、事前に刑務官による検閲が行われます。検閲に要する日数があるため、手紙の投函から相手に届くまで、または外部からの手紙が本人に届くまで数日のタイムラグが発生します。また、接見等禁止決定が出されている場合は、手紙のやり取りも原則禁止(弁護士を除く)となります。
Q2:拘置所に収容されていた期間は、後の刑期から差し引かれますか?
A2:裁判で懲役刑などの実刑判決が言い渡された際、判決主文において「未決勾留日数中〇〇日をその刑に算入する」と言い渡されるのが一般的です。これにより、拘置所で身柄拘束されていた期間の一部または全部が、刑務所で服役すべき刑期から実質的に差し引かれます。
Q3:東京拘置所などの大規模施設と、地方の拘置支所では環境に違いがありますか?
A3:基本的な処遇基準や食事のカロリー規定は全国共通ですが、施設の設備水準には差異が存在します。東京拘置所のような近代的な高層施設では、冷暖房設備(全館空調や送風設備)の導入が進んでいる一方、地方の古い施設や小規模な拘置支所では、夏場の暑さや冬場の寒さが厳しい環境も残存しています。また、所内売店で自弁購入できる品目のラインナップにも施設ごとの差が見られます。