究極の穀物からす麦とは?オートミールとの違いと驚きの健康効果

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この地味な野草に近い穀物を世界的な朝食文化へと昇華させたのは、19世紀末の産業革命期における情熱的な改革者たちだった。サナトリウムの医師であり菜食主義を提唱したジョン・ハーヴェイ・ケロッグは、消化に優れ健康を増進するシリアルの開発に心血を注いだ。同時期、大規模な製造と流通網を構築したクエーカーオーツカンパニーの登場により、オートミールは全米の家庭へと一気に普及していく。

日本国内における歴史も興味深い。昭和初期、国産初のオートミール製造に着手した日本食品製造合資会社の挑戦によって、この西洋の穀物は日本の食文化へと足がかりを築いた。さらに時代が下ると、広島の老舗洋菓子ブランドバッケンモザルトがからす麦を用いた焼菓子を生み出すなど、単なる主食の枠を超えた洋菓子や地域特産品としての新たな価値が開拓されていった。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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