北海道首なし事件の真相と動機|公判で暴かれた田村一家の病理
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事件の発覚は2023年7月2日午後3時過ぎ、札幌市中央区ススキノのホテル2階の客室でした。チェックアウト時間を過ぎても応答がないことを不審に思った従業員が部屋に入ったところ、浴室で頭部を切断された成人の全裸遺体を発見。現場には被害者の身元を示す所持品や衣服、携帯電話、そして切断された頭部が一切残されておらず、血痕すら手際よく洗い流されていました。
警察の捜査により、被害者は北海道恵庭市に住む当時62歳の会社員男性と判明。防犯カメラの映像解析から、男性とともに前夜の7月1日午後10時50分頃に入室し、翌午前2時頃に大型のスーツケースを引いて1人で退室した「小柄な人物」が浮上しました。その人物こそが田村瑠奈被告であり、ホテルの外で車を走らせ送迎役を務めていたのが実父である田村修被告でした。
瑠奈被告は入室から退室までのわずか約3時間の間に、浴室で被害者の背後から首元を刃物で複数回刺して失血死させた上、持参した複数の刃物やノコギリを用いて頭部を切断。遺体を損壊して頭部をスーツケースに収め、現場から逃走しました。遺留品を持ち去ることで被害者の身元特定を遅らせ、完全犯罪を試みたとみられる冷徹な犯行手口は、日本中を震撼させました。