カレンダーの赤口とは?仏滅超えの凶日とされる理由と正午の吉時間
カレンダーの赤口とは?仏滅超えの凶日とされる理由と正午の吉時間の背景について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
カレンダーに記された赤口について、正しい読み方や背後にある歴史を知る人は意外に少ないのが実情です。一般的には「しゃっこう」「しゃっく」と読まれることが多く、地域や年代によっては「じゃっこう」「じゃっく」「せきぐち」と呼ばれるケースもあります。
この日の本質を理解する鍵は、赤口の由来と意味の真相にあります。赤口の起源は、古代中国の民間信仰や陰陽道(おんみょうどう)に登場する八大鬼神の一柱「赤舌神(しゃくぜつしん)」に由来します。赤舌神が司る門の番人である凶悪な鬼神・羅刹神(らせつしん)が人々を苦しめ、万事に障りをもたらす日とされたのが「赤舌日」であり、これが転じて現在の赤口になりました。
この神話的背景から、赤口は古来より「赤=血」「赤=火」に直結する日と位置づけられてきました。刃物で身体を傷つけること、怪我による流血、失火や火災といった直接的な災厄を連想させるため、肉体的な危険や物理的な破滅を警告する日として恐れられてきた歴史があります。
これに対し、一般的に最も縁起が悪いとされる「仏滅」は、もともと「物滅」と書かれ、「すべての物が一度滅び、新たなスタートを切る」という再生・リセットの前向きな解釈を含んでいます。一方で赤口は「突発的なアクシデント」「争い」「流血」という具体的で生々しい凶兆を孕んでいるため、危機管理の観点からは仏滅以上に神経を尖らせる専門家が少なくありません。