借り上げ社宅とは?住宅手当より手取りが増える理由と相場を徹底解説

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福利厚生の現場において、社員が最も気にするのが「実際のところ、家賃の何割を自分が払わなければならないのか」という点です。民間各社の規定や福利厚生代行大手の動向を調査すると、家賃自己負担割合の相場は一般社員で20%〜50%の範囲に収まるケースが主流となっています。

東証プライム上場企業や外資系企業などの手厚い企業では、自己負担率を10〜20%(会社が80〜90%を負担)に設定している事例も散見されます。一方で、中小企業やスタートアップでは「家賃上限8万円に対し、本人の自己負担は一律3万円」といった上限設定付きの定額・定率併用ルールが多く見られます。なお、役員が社宅に入る「役員社宅」の場合は、過度な節税を防ぐため税法上の基準が一般従業員よりも格段に厳格化されており、物件の規模によって50%以上の自己負担が求められる点には留意が必要です。

さらに注目すべきは、2026年最新の福利厚生トレンドです。急激な家賃相場の上昇と物価高を受け、企業側の採用戦略として「住宅支援の拡充」を前面に押し出す動きが加速しています。かつては「地方からの転勤者」や「独身の新卒社員」に限定されていた対象範囲を、地元採用の社員やリモートワーク主体の在宅勤務者、さらには中途採用のシニア層にまで門戸を広げる企業が急増しています。現金を上乗せするベースアップには限界がある中でも、借り上げ社宅の枠組みを活用すれば、労使双方が社会保険料負担を抑えながら実質的な生活支援を行えるためです。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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