草冠の漢字は名前に不吉?縁起悪い噂の真相と画数別の人気名付け全知識

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草冠の漢字を選ぶ親を最も悩ませるのが、姓名判断サイトや書籍によって「画数が全く異なる」という問題です。草冠部首の画数3画4画を巡る論争は、姓名判断の流派による根本的な解釈の違いに起因しています。

現代の国語教育や辞書(新字体)において、草冠(艹)の筆画は明確に「3画」として扱われます。小学校の学習指導要領でも3画として指導されており、公的な書類作成や日常の筆記においてこれ以外の画数は存在しません。これに基づき、姓名判断でも筆画通りの画数で数える立場を「新字体派(筆画派)」と呼びます。

一方、伝統的な東洋易学や古典的な姓名判断の多くは、中国の清代に編纂された『康煕字典(こうきじてん)』を原典とする「旧字体派(康煕字典派)」を採用しています。この立場では、略された部首を古代の原型に戻して画数を計算します。草冠の原型は「艸(草の原字)」であり、その画数は「6画」として換算されます。また一部の流派では、草冠の旧字体表記である「艹(十字が2つ並ぶ形)」を基に「4画」として数えるケースもあります。

この解釈の乖離により、同じ「蓮」という漢字でも、新字体派では13画(草冠3画+車7画+しんにょう3画※しんにょうも流派で変動)となるのに対し、康煕字典派では草冠を6画として計算するため大幅に画数が増加します。結果として「ある流派では大吉なのに、別の流派では大凶になる」という現象が必然的に生じます。画数の違いによって一喜一憂すること自体が、流派間のルール設定の違いに翻弄されているに過ぎないという事実を把握しておく必要があります。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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