ベランダで甘い小玉スイカを収穫!プランター栽培の失敗回避術

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自然界のミツバチが少ないベランダ環境において、自然受粉を期待して待つのは落果の大きな原因になります。着果率を100%近くまで引き上げるためには、人の手によるスイカの人工授粉が不可欠です。

人工授粉において最も重要な要素は作業タイミングの時間帯です。スイカの花粉の寿命は極めて短く、気温の上昇とともに花粉の活性(受精能力)が急激に低下します。必ず晴れた日の朝8時〜9時前までに作業を完了させてください。雨天時や前夜からの高湿度で花粉が湿っている場合は受精率が著しく下がるため、花粉がサラサラとした乾燥状態にある朝一番を狙います。

作業手順は極めてシンプルです。その日の朝に咲いた雄花(花の根元がふくらんでいない花)を摘み取り、花弁を後ろへ丁寧に折り曲げて黄色い葯(やく)を露出させます。そして、花の根元に小さなスイカの赤ちゃん(子房)がついている雌花の柱頭へ、花粉を優しくトントンとなすりつけるように均等に塗布します。1輪の雌花に対して雄花2〜3輪分の花粉を贅沢に使うと、受精不良による果実の変形(奇形果)を大幅に防げます。

受粉が成功すると、数日以内に子房が上を向き始め、目に見えて膨らみを増していきます。このタイミングで「受粉日を記載した園芸ラベル」を果柄の近くに取り付けておくことが、後述する収穫適期の見極めにおいて決定的な役割を果たします。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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