ピーマン剪定で収穫量倍増!秋まで鈴なりにするプロの仕立て術【2026】
ピーマン剪定で収穫量倍増!秋まで鈴なりにするプロの仕立て術【2026】を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。
定植から数週間が経過した初夏、主枝が最初に2本または3本に分かれる分岐点に「一番花」が咲きます。栽培者が最初に下すべき重要な決断が、ピーマンの一番花の摘果です。丹精込めて咲かせた最初の花や小さな幼果を摘み取る行為には心理的な抵抗が伴いますが、ここで果実を肥大させてしまうと、株は「子孫を残すモード(生殖成長)」に急激に傾き、根や茎を伸ばす「体づくりのモード(栄養成長)」を停止させてしまいます。
初期段階における栄養成長のブレーキは、その後の収穫総数に致命的な打撃を与えます。一番花および、場合によってはその直後に咲く二番花までを直径1cm未満の段階で速やかに摘み取ることで、根群の発達が劇的に促進され、真夏の過酷な環境にも耐えうる強靭な地下茎基盤が完成します。
この摘果作業と完全に連動して行わなければならないのが、ピーマンのわき芽かきです。主枝の第1分枝(一番花がついた位置)より下から生えてくるわき芽は、地面に近く泥はねを受けやすいうえ、主枝の成長に必要な養分を横取りする性質があります。適切なピーマンの剪定時期としては、五月晴れの乾燥した晴天日の午前中が最適です。手やハサミを使って、第1分枝より下の側枝を根元からすべて指先でポキッと折り取ります。晴天時に作業を行うことで、切り口が数時間以内に乾燥してコルク化し、傷口からの細菌感染リスクを最小限に抑え込めます。