都はるみの現在と東北での暮らし|矢崎滋との絆や引退の真相に迫る
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都はるみが表舞台から去ったのは、2015年11月に東京国際フォーラムで開催された全国ツアーの最終公演でした。このステージをもって「単発の仕事を含め、充電期間に入る」と宣言し、無期限の活動休止に入ったまま今日に至ります。
彼女の歩みを振り返ると、引き際の鮮烈さは今回が初めてではありません。1984年、当時36歳で大ヒット曲『北の宿から』などを引っ提げ、NHK紅白歌合戦の大トリを務めた直後に「普通のおばさんになりたい」と宣言して電撃引退。その後、音楽プロデューサーとしての活動を経て1990年に歌手復帰を果たした経緯があります。
では、2015年の活動休止理由は何だったのか。最大の要因は「自らが納得できる声と表現力の限界」を悟ったことにあります。都はるみの歌唱は、喉を極限まで絞り出す強烈な唸りと圧倒的な声量が真骨頂でした。年齢とともに声帯の衰えや高音域の伸びの低下を感じ、「観客に完璧な都はるみの歌声を届けられなくなった以上、マイクを置くべきだ」というプロフェッショナルとしての誇りが、彼女を現場から身を引かせた決定打となりました。