靖国神社・遊就館の全貌と見どころ徹底解剖|料金・所要時間から評判まで
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遊就館の展示は、エントランスである1階大展示室(無料エリア)と、2階から始まる本館展示室(有料エリア)で構成されています。一歩足を踏み入れた瞬間、吹き抜けの開放的なホール中央に鎮座する零式艦上戦闘機五二型の威容が視界に飛び込んできます。ヤップ島など南太平洋の島々から回収された部材をもとに精密復元されたこの機体は、金属の質感や当時の塗装に至るまで極めて高い完成度を誇り、機械遺産としても一見の価値があります。
さらに奥の有料展示エリアへと進むと、古代・中世の武具から幕末の志士たちの遺墨、明治維新以降の西南戦争、日清・日露戦争、第一次世界大戦、そして太平洋戦争に至る膨大な歴史資料が時系列順に展開します。特攻兵器である人間魚雷「回天」の実物大模型や艦上爆撃機「彗星」、激戦地ペリリュー島や硫黄島から回収された重火器など、他では類を見ない実物資料が並びます。
展示室の白眉は、壁一面を埋め尽くす戦没者の遺影と、家族へ宛てた最後の書簡(遺書)です。出征直前の若き兵士が母へ残した感謝の言葉、幼い我が子の成長を願う父親の筆跡など、国家の歴史の裏にある一人ひとりの生き様が生々しく迫り、思わず足を止めて涙を拭う来館者の姿が絶えません。