髪の毛提供の現場を極秘取材!ヘアドネーションの最新裏事情
今注目を集めている 髪の毛提供の現場を極秘取材!ヘアドネーションの最新裏事情について、主要な情報をご紹介しています。
髪の毛提供を検討する際、真っ先に立ちはだかるのが「髪の長さ」という壁だ。日本国内で精力的な活動を続けるNPO法人 JHD&C(Japan Hair Donation & Charity)をはじめとする受託団体では、提供可能な髪の長さを原則「31cm以上」と規定している。フルウィッグを作るためには、毛束を折って植え付ける工程を経るため、31cmあっても完成する髪の長さは半分程度のショートボブにとどまるからだ。近年では、50cm以上のロングウィッグ用素材の不足が常態化しており、より長い髪の寄付が切望されている。
一方で、意外と知られていない落とし穴が「髪の状態」だ。髪が引っ張って切れてしまうほどの重度なダメージでない限り、パーマやカラー、ブリーチが施された髪でも寄付自体は受け入れられている。しかし、最大の禁忌は「カビ」と「湿気」だ。カット時に髪が少しでも濡れていると、保管中に雑菌が繁殖してカビが生え、毛束全体が廃棄処分になってしまう。サロンでのカット時には「完全に乾いた状態」でゴム留めしてからハサミを入れる徹底的な配慮が不可欠となる。