なぜ街中に裸の銅像があるのか?芸術性と撤去論争の真相を追う

なぜ街中に裸の銅像があるのか?芸術性と撤去論争の真相を追うについて重要なポイントを解説いたします。最新の情報をお届けします。

公園や市街地に裸の銅像が数多く存在する背景には、1970年代から1990年代にかけて全国の自治体で巻き起こった「彫刻の街づくり」ブームがあります。高度経済成長を経て物質的な豊かさを手に入れた日本は、次に都市の潤いや文化的な景観形成を目指しました。

国や自治体は公共事業費の一部をアート作品の設置に充てる「パーセント・フォー・アート」の考え方を採り入れ、公共建築物や緑地、駅前広場の整備に合わせてモニュメントを次々と発注しました。当時、具象彫刻の最高峰として権威を持っていた日本美術展覧会(日展)などで高く評価されていたのが西洋彫刻の伝統を継ぐ人体像でした。その結果、多くの自治体が文化振興の象徴として裸婦像を積極的に選定・寄贈を受け入れたという歴史的経緯があります。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest