鬼門ジッダを解剖!キング・アブドゥッラー・スポーツシティの全貌
鬼門ジッダを解剖!キング・アブドゥッラー・スポーツシティの全貌にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
サウジアラビアでのスポーツ観戦に関しては、ネット掲示板やSNS上で過去の古い情報に基づいた誤解が散見されます。トラブルを防ぐためには、現場の正確なルールを理解しておくことが欠かせません。
第一の誤解は、「女性の単独観戦が制限されている、または危険である」という古い情報です。サウジアラビアでは2018年1月に女性のスタジアム入場が正式に解禁されて以降、現在では女性サポーターや家族連れが日常的に観戦を楽しんでいます。アバヤ(伝統的な黒い民族衣装)の着用義務も外国人女性には課されておらず、肩や膝が隠れる控えめな服装であれば何ら問題なく入場できます。
第二の誤解は、「アウェー側のサポーター席は敵意に晒され危険である」という認識です。国際試合におけるアウェーサポーター用の指定ブロック(通常はアッパーデッキの特定セクター)は、サウジサポーターの動線と明確にフェンスや警備列で分離されています。スタジアム入場口や手荷物検査も完全に分かれており、日本のユニフォームを着用して応援すること自体で物理的な攻撃を受ける心配はありません。
むしろ真に警戒すべき実質的な盲点は、「厳格な禁酒法」と「デジタル完結型システム」にあります。サウジアラビア国内ではスタジアム内外を問わずアルコール飲料の製造・販売・所持・摂取が法律で固く禁止されており、持ち込みは重罪に問われます。また、観戦チケットは紙の発券ではなく、サウジアラビア政府のプラットフォームや公式アプリを通じたQRコード提示が義務付けられており、現地のSIMカードやeSIMによる常時安定した通信回線がなければゲートをくぐることすらできません。