にじさんじ炎上一覧と契約解除の真相|株価暴落と組織再編の軌跡
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にじさんじのブランド価値と株式市場に最も深刻な打撃を与えたのが、英語圏グループ「NIJISANJI EN」に所属していたセレン龍月(Selen Tatsuki)氏の契約解除経緯です。2024年2月5日にANYCOLOR社から突如発表された契約解除のプレスリリースは、日本語・英語の両言語で配信され、瞬く間に世界中のソーシャルメディアを揺るがしました。
事態の発端は、同氏が制作したカバー楽曲ミュージックビデオの公開停止でした。セレン氏は「自身の費用負担で制作した動画が運営側の確認不備によって非公開にされた」という趣旨の不満を表明。これに対し、公式発表資料では「事前の許諾プロセスを怠った重大な契約違反」「著作権に関する虚偽の説明」「他の所属ライバーへのハラスメントを示唆する投稿」などが解除理由として列挙されました。
しかし、火に油を注いだのはその後に行われたANYCOLOR社所属の一部ライバーによる声明配信でした。公式発表に同調する形で内部文書の内容に言及したこの配信は、海外コミュニティ(Reddit、X、YouTube)において「組織ぐるみの責任転嫁」「ガスライティング(精神的追い詰め)」と激しい批判を浴びることになります。英語圏ファンによる大規模な登録解除運動やグッズの不買運動が勃発し、同グループの海外展開は急速なブレーキを強いられました。
この事件は、日本国内で通用していた「企業の管理統制型モデル」が、クリエイターの自己決定権や精神的ケアを極めて重視する欧米圏のカルチャーギャップに耐え切れなかったことを露呈させました。公式発表で示された規約違反の正当性とは裏腹に、広報コミュニケーションの初動ミスが招いた損失は計り知れない規模に達したのです。