水泳を毎日泳ぐと逆効果?痩せない理由と疲労の真相をプロが解説
水泳を毎日泳ぐと逆効果?痩せない理由と疲労の真相をプロが解説について見逃せない ポイントを分かりやすく解説いたします。
「消費カロリーが高い水泳を毎日行っているのに痩せない」という現象には、明確な生化学的理由が存在します。その筆頭が水温による体温低下と皮下脂肪の蓄積作用です。
一般的な公認プールの水温は29度〜31度前後に設定されています。人間の体温(約36.5度)よりも低いため、水中に長時間浸かっていると体幹の熱が奪われます。すると脳は「生命維持のために内臓を冷えから守れ」と指令を出し、断熱材の役割を果たす皮下脂肪を保持・蓄積しようとする防御スイッチを入れます。水泳選手に適度な皮下脂肪がついているのもこの適応反応が一因です。
さらに深刻なのが運動後の異常な食欲増進です。冷水環境での運動は、食欲抑制ホルモンであるレプチンの分泌を抑え、食欲刺激ホルモンであるグレリンを急増させます。その結果、プールから上がった後に激しい空腹感に襲われ、無意識のうちに消費カロリーを上回る糖質や脂質を摂取してしまうケースが後を絶ちません。