なぜ色がまとまらない?カラーチャート色相環の黄金比とプロの配色術

なぜ色がまとまらない?カラーチャート色相環の黄金比とプロの配色術に関する知りたいポイントを徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。

色相環とは、可視光線のスペクトル(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)を連続的な輪郭として円周上に並べた図表である。デザインの実務や色彩教育では、主に分割数の違いや、依拠する表色系の体系によって複数のチャートが使い分けられている。

初学者が概念を掴む際には赤・黄・青の三原色をベースにした12色相環が重宝されるが、精緻な明度差や彩度管理を要する実務現場では、日本色彩研究所が開発したPCCS色相環表(日本色研配色体系)の24色相環が事実上の標準規格として用いられている。一方で、工業製品の品質管理やJIS規格(日本産業規格)において厳密な測色基準として採用されているのがマンセル表色系の違いである。

両者の構造的な差異と実務上の適性を整理した以下の比較表を確認してほしい。

表色系・色相環の種別構造・分割数の特徴主な適用領域・現場基準編集部の見解・実務アドバイス12色相環(基本環)三原色+二次色+三次色の計12色。角度差は30度刻み。初等教育、プレゼン資料の簡易設計、色彩検定3級レベル。初学者が配色の幾何学的関係を最速で頭に叩き込むのに最適。PCCS(24色相環)心理四原色を基軸にした24分割。トーン(明度+彩度)複合型。Webデザイン、グラフィック、日本の色彩教育、ファッション。「ペール」「ダーク」などトーン概念が直結し、配色設計で最も実用的。マンセル表色系基本10色相から細分化。純色ごとに最高彩度・明度が不揃いな歪み構造。JIS規格、建築・塗装、プロダクト製造、工業デザイン。知覚的な色の等歩度性を最優先する現場向けで、単純配色には高度すぎる。

グラフィックやUIデザイン、日常のプレゼン資料作成においては、トーンの概念が体系化されているPCCSを念頭に置くことが、配色破綻を防ぐ最短の近道となる。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest