顔色が悪い原因は病気の兆候?青白い・土色の見分け方と受診目安
顔色が悪い原因は病気の兆候?青白い・土色の見分け方と受診目安の背景について、専門知識を詳しくお届けします。
ソーシャルメディア上の投稿や知恵袋などの相談事例を調査すると、「連勤が続いて顔色が死んでいると言われた」「週末に寝だめをしても顔のくすみが消えない」といった切実な声が数多く見受けられます。多くのビジネスパーソンが、自身の不調を「睡眠負債の蓄積」という一言で片付けようとしている実態が浮き彫りになっています。
都内の総合内科クリニックで外来診療にあたる医師は、取材に対して次のような生々しい実態を明かしました。
「ファンデーションを厚塗りして血色の悪さを誤魔化していた30代女性が、激しいめまいで倒れて救急搬送されてきました。検査してみると、重度の鉄欠乏性貧血でヘモグロビン値が通常の半分以下にまで落ち込んでいたのです。本人は『単なる慢性疲労やストレスによる顔色悪化だと思い込んでいた』と語っていました。女性ホルモンの乱れと血行不良が月経不順と重なり、知らないうちに大量の鉄分を失っていた典型例です」
また、デスクワークによる長時間の同一姿勢は、自律神経の乱れと毛細血管の収縮を日常化させます。ディスプレイを凝視し続けることで交感神経が過剰に興奮し、首や肩の筋肉が硬直。心臓から頭部へと血液を送る頸動脈の血流が阻害され、顔面全体の微小循環がストップしてしまうのです。「寝ても疲れが取れない」という感覚は、肉体の疲弊だけでなく、毛細血管レベルでの血流不全が固定化している証拠でもあります。