ペコちゃんの歌と歴代Cmソング全史|怖い都市伝説の真相と名曲の秘密
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「ペコちゃん」や「ミルキーはママの味」というフレーズを検索すると、予測変換に「都市伝説」「怖い」といった言葉が並ぶ現象が見られます。ネット上で最も知られているのは、以下のような不気味なホラー話です。
「戦時下の食糧難で極限状態に陥った母娘がいた。母親は飢えに苦しむ幼い娘(ペコ)を見かねて、自分の腕の肉を削いで『これを食べなさい』と与えた。娘はその味を覚え、やがて母親を……。舌を出しているのは母親の血を舐め取っている姿であり、ミルキーはママの味という歌詞は母の人肉の味を意味している」
こうした猟奇的な噂話について、公式資料および歴史的事実を検証した結果、完全に後世に作られた悪質なネット発祥の創作(クリーピーパスタ)であることが証明されています。
不二家の公式史料によると、ペコちゃんは1950年、銀座にオープンした不二家の店舗に飾られた張り子の人形がルーツです。終戦直後の暗い世相を明るく照らすため、愛嬌たっぷりに舌を出した少女の姿としてデザインされました。モデルとなったのはアメリカの劇場人形劇のキャラクターなど諸説ありますが、「美味しいお菓子を食べて思わずペロリと舌を出した愛らしい子どもの表情」をそのまま造形化したというのが公式の一貫した見解です。
では、なぜこれほど無邪気なキャラクターに恐ろしい都市伝説が付与されたのでしょうか。調査を進めると、1990年代後半から2000年代初頭のインターネット黎明期(2ちゃんねる等の掲示板文化)において、『となりのトトロ死神説』や『サザエさんの最終回事故説』と同様に、「国民的で無垢な存在をあえてグロテスクに反転させるサブカルチャー的な悪ふざけ」として流布されたテキストがチェーンメール等で拡散したことが発端でした。