どれが正解?アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ楽譜を徹底比較
どれが正解?アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ楽譜を徹底比較について見逃せない 事実を厳選して解説いたします。
ネット上のQ&AサイトやSNS等で頻繁に見受けられるのが、「この曲はピアノ協奏曲なのか、それともソロ曲なのか?」という疑問です。これにはショパンの作曲年代にまつわる明確な事実が存在します。
歴史的なファクトとして、ショパンが1831年にウィーンで書き上げた後半の『華麗なる大ポロネーズ』は、「ピアノと管弦楽のための協奏的作品」として作曲されました。その後、パリで『アンダンテ・スピアナート』が追加された際、アンダンテ部分は管弦楽を伴わないピアノ独奏として書かれました。
しかし、ショパンのオーケストレーションはピアノの輝きを引き立てる伴奏に徹しており、管弦楽のパートをピアノ独奏用に編曲しても楽曲の魅力が全く損なわれません。そのため、初版出版当時からショパン自身の手によって「ピアノソロ版」が出版され、現在ではリサイタルやコンクールにおいてピアノソロ版で演奏されることが圧倒的多数となっています。楽譜を購入する際は、自分が購入しようとしているのが「ピアノソロ譜」であるか、あるいは「2台ピアノ(協奏曲用スコア)」であるかを必ず確認してください。