ハンドリガードとは?発達の兆候や期間と自閉症の不安を徹底解説
ハンドリガードとは?発達の兆候や期間と自閉症の不安を徹底解説の疑問点について、最新情報を基に徹底解説します。
ハンドリガード(Hand regard)とは、英語で「手(Hand)」を「注視する・じっと見る(Regard)」という言葉の通り、赤ちゃんが自分の意志で自分の手を見つめる行動を指します。生まれたばかりの新生児にとって、自分自身の身体と外部の世界には明確な境界線がありません。ハンドリガードは、赤ちゃんが「目の前で動いているこの物体は、実は自分の一部なのだ」と認識する最初の一歩にあたります。
この一見シンプルな動作の背景には、急速に進む赤ちゃんの手を見つめる脳の発達と視覚機能の成熟が存在します。新生児期の視力は0.01〜0.02程度で、焦点が合う距離もわずか20〜30cm前後(授乳時に母親の顔が見える距離)に限られています。しかし、生後2ヶ月を過ぎると視覚の焦点が合い始め、動くものを目で追う追視の能力が急激に向上します。
視覚の発達段階が進むにつれて、「眼で捉えた手の位置」と「脳からの指令で動く手の感覚(固有受容感覚)」が脳の大脳皮質で統合され、いわゆる目と手の協調運動(協応動作)が成立します。ただ漫然と手を眺めているように見えて、赤ちゃんの頭脳内部では、視覚情報と身体感覚を照合する膨大な神経ネットワークの構築が行われているのです。