三相200Vから単相200Vへ変換可能?違法リスクと費用の真相
三相200Vから単相200Vへ変換可能?違法リスクと費用の真相について分かりやすく解説いたします。最新の情報をお届けします。
三相交流から健全に単相電力を取り出す唯一の適法なアプローチが、専用の変圧器である三相200V 単相200V 変換トランスを介在させる手法です。トランスを挟むことで一次側(三相)と二次側(単相)が電気的に絶縁され、対地電圧の適正化と送電線への負荷平衝が実現します。
トランス選定において業界のスタンダードとなっているのがスコット結線変圧器 仕組みの採用です。スコット結線トランスは、三相入力から位相が90度異なる2系統の独立した単相回路(主座・T座)を出力します。2つの単相負荷の容量を均等に揃えて運用すれば、三相側の三線すべてに均等な電流が流れるため、電力会社の配電設備に電流不平衡(アンバランス)という迷惑をかけません。そのため、電力会社への事前申請を行えば、動力回路からの単相取り出しとして正式に認可されます。
もう一つの選択肢として耳にするのが、2台の単相トランスを組み合わせる逆V結線 トランス 容量選定の方式です。逆V結線は機器コストを抑えやすい利点があるものの、トランスの設備利用率が約86.6%に低下するため、接続機器の定格容量に対してトランス容量をかなり大きめに選定しなければ即座に過熱やトリップを引き起こします。さらに、単一の単相回路しか取り出せないため三相側に不可避の電流アンバランスを生じさせます。結果として、一般送配電事業者によっては逆V結線による受電申請を受け付けない管区もあるため事前の確認が欠かせません。
なお、ネット通販などで見かける小型の三相200V 単相200V 変換器 評判を調査すると、安価な海外製インバータ機器のトラブルが多数報告されています。「電源を入れた瞬間に高調波ノイズで近隣機器が誤作動を起こした」「電気用品安全法(PSE)の規格を満たしておらず発煙した」といった生々しい被害が多く、恒久的な受変電設備としてこれらを使用することは推奨されません。