国立競技場の座席は見えにくい?1層〜3層の違いと神席を徹底解説

国立競技場の座席は見えにくい?1層〜3層の違いと神席を徹底解説についての真相をお届けします。

国立競技場の大きなセールスポイントとして喧伝されてきたのが、スタンド全体を覆う大屋根の存在です。木材と鉄骨を組み合わせた大屋根は客席の最前列上空まで張り出しており、設計上は「全席が屋根の下」に収まる構造となっています。それにもかかわらず、雨天時に「ずぶ濡れになった」という不満の声が後を絶ちません。その真相は、スタジアム中央部が開口したドーナツ型の屋根形状と、吹き込む風の影響にあります。

気象条件とスタンドの気流解析データを踏まえると、雨に濡れるリスクは層ごとに明確に分かれます。

・1層スタンドの前列(1列〜15列前後):屋根の先端直下に位置するため、わずか2〜3m/s程度の弱い風であっても雨粒が斜めに吹き込みます。前方エリアは実質的に屋外雨ざらしに近い状態になるため、カッパやポンチョの着用が必須です。
・1層スタンドの中段〜後方(20列以降):上部に張り出した2層スタンドの床面がひさしの役割を果たすため、吹き降りの強風でない限り濡れるリスクは大幅に低減します。
・2層スタンド・3層スタンド:大屋根の懐深くに入り込んでいるため、大半の座席で雨は防げます。ただし、風が激しく吹き抜ける最上段の開口部付近や、風向きの風下側に位置する前列席では、霧状の飛沫を浴びるケースが報告されています。

観戦当日の天気予報が雨の場合、チケットが「屋根の下」であっても、1層スタンドの前半列が割り当てられているなら雨具の完全防備が鉄則となります。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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